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7月の俳句

写真青葉たぬき

「青葉の森の大家族」
photo by yayoi

六月から七月にかけて今年は梅雨が長引き、集中豪雨の被害が数多く報道されるなど、『暑さ』をあまり感じない毎日でした。「暑い」句を作るのは難しい面もあったかと思われますが、良い句が集まりました。

率直な感想などお聞かせ願えれば幸いです。

しか女
7月の兼題は「暑い」でした

老いてなほ粋な友なりパナマ帽

ビタミンC飲んで大暑の街に出る

弾く曲の意のままならぬ暑さかな

葉月

夏雲やゴンドラ吊てガラスふき

縁側に母の背丸く遠蛙

あじさいや尼僧に軽く会釈して

 

やんも
少年の心開かず青胡桃

炎天に父のようなる樟大樹

夏草やひそやかにあり献体碑
弥生
竜胆に雨静かなり母逝きぬ

揚羽蝶めまぐるしけれ夏陽射す

磯蟹を得意げに持つ孫三才
さや
暑き能登駅前広場無人なり

受くる手に蛍と愛と入れし人

夏衣樟脳の香を残し過ぐ
安芸
思い切り断ち切りたくて暑き故

柿蘭の朱のひそやかに木下闇(こしたやみ)

夏の月窓辺にひとつ置いて寝る
つむ季
今朝もまた 「暑い」 とかわすフェンス越し

大賀蓮カメラ目線でニッコリと

帰り道迷子のホタルを道案内
せしる
うまし水犬と分かちて熱帯夜

雛つばめ黄色い菱形三つなり

扇風機首振る果てに犬眠る
亜うる
暑さなど知らぬ振りしてハイネック

暴れ梅雨爪跡猛し泥の家

かくあれと願う事みな逃げ水の如
しか女


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