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今年の初句会はお正月気分も大分薄れた一月三十日でした。
兼題は「紅」です。なんとなく華やいだ気分の俳句がそろいました。
正月行事は日本の伝統文化の一番要になるものだと思います。
初詣、初夢、七草粥、初鏡、季語も色々です。
思い出すのは子供のころのお正月、歌にもあるようにもういくつ寝ると、などと待ち焦がれたものです。家族揃っての歌留多とり、トランプと夜も更けるまで楽しく過ごしたものでした。
昨年は災害の多い年でした。今年は平穏な年でありますように祈るばかりです。

   写真 大谷且子。      文   棗

  紅白の梅の提灯鷽替える

  雨音に女礼者の長居かな

  空ばかり見てるペンギン四温晴

  ポップコーン零し歩くも寒施行

  寒鴉羽搏きさへもいつも影


    
亜うる

  一枝のうす紅色の春座敷

  蝋梅の香は手水舎の裏にても

  侘助の一輪床に蔵座敷

  半襟を凛とのぞかせ礼者めく

  幣そよぎ馴染のカフェの淑気かな


一汝

  陽光や駅伝走者の紅たすき

  約束のようにつんつん冬木の芽

  紅すこし濃く一月の三面鏡

  春暁の門にあの子の三輪車

  雪解山遠近のない風景画

       

  紅のうなづき落つる椿かな

  祈りたる母のひとこと初茜

  初夢のたゆとふて往く宝船

  蒼天をぶんぶん唸り独楽澄めり

  七草は叩きて唄ふ母の粥

      
なお

  春を待つ白寿の人の紅ほのか

  隼や鬼棲む山の屏風岩

  しんしんと雪積む夜の鳩時計

  寒鴉ここは電線ない街ぞ

  冬の滝透明人間生まれけり
    


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