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三月の俳句
 遅いと予想されていた桜の開花が一気に早まり、梅や菜の花とも並び見られる
ようになりました。冬の寒さが長く厳しかっただけに、町中に春の喜びが満ち溢れて
います。今月のお題は「門」。山門・同門・入門そして門出と、様々な句が寄せら
れました。「門」には区切りと何かの始まりの意味が込められているようです。
3月にふさわしいお題だったと思います。

               写真 大谷且子  文  亜うる
        

  霾れる町結界にして仁王門

  彼岸会のお国ことばの法話かな

  ひとつ函向かひ合わせて雛納

  すみれ草耳打ちされて見に行けり

  迫出して春広げたる青物屋
  
亜うる

  山門を梅の香そっとくぐりをり

  ハイタッチ教へ子とする門出かな

  幼児のからだ揺らして春よ来い

  風やさしたんぽぽの黄匂ひけり

  つまづいて小石笑ひぬ春うらら 

なお

  山門へ至る急坂落椿

  ねこやなぎ右にひだりに反抗期

  あこがれは行方定めぬ春の雲

  花吹雪突如迷子のアナウンス

  直伝の煮付けにしよう桜鯛 
       

  少年の空手入門花辛夷

  蝶の昼帽子の中から万国旗

  朧月志功天女のまるい笑み

  公園の丘の三叉路花ミモザ

  棟梁の耳の鉛筆桜東風
     

  同門のいつ果てるとも花筵

  常磐木を渡る風ふとあたたかし

  大屋根の緑青鈍る鳥曇

  騒ぐ風霾る国の旅人に

  旅籠屋の女のたすき春の雨
    
一汝


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