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十一月の俳句
 11月28日、霜月の強風にもかかわらず、
皆様お元気で楽しい句会を開くことができました。
兼題は「影」、池の・・石蕗灯りの句が好評にて
黄色が鮮やかで晩秋を想わせる美しい季語だと
再認識致しました。日に幾度眼鏡探して小六月
は大いに実感して盛り上がりました。

      写真 大谷且子  文 なお


  穏やかに尼僧の居れり萩の寺 

  いちょう葉の舞散る音色やさしくて

  安らかな赤子の寝息小鳥来る

  初雁の影伴ひて夕間暮れ

  いにしへの影静かなり冬木立

なお

  ビル影に小春集めるペット店

  園丁の落葉尽くまで気忙しく

  おひさまのかけらこぼれて石蕗の花

  黄落の道遠近を狂はせて

  西方の島の大風神は留守

亜うる

  雪吊の影尖ってる池の面

  山裾に煙ひとすじ冬に入る

  切通し抜け幻想の冬紅葉

  風景の定まる雪の富士ありて

  ひっそりと兵の碑のあり冬木立
      

  行く秋や合わせ鏡に母の影

  突然の小島の噴火神の留守

  喝采のだんだん遠く銀杏散る

  秋深む利休鼠の鮫小紋

  とろろする昭和の家のたたずま

      

  池の面に流れる雲と石蕗灯り

  赤き実の小春の川の底にあり

  密やかに都会の水辺紅葉散る

  頭頂の地肌みえたり蒲の絮

  日に幾度眼鏡探して小六月    
    
一汝


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