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十月の俳句
 秋高しとは言えない秋寒の10月23日、句会が持たれた。
秋は空や風や花や多くの事が、俳句を好きな者を魅了する。
普段は詩心の無い者も、ふと秋思を口遊む。
ご一緒に俳句を始めませんか。大歓迎です。

今回のお題は「顔」。
この一字を使っての句作は、私を含め皆苦労したようだ。

               写真   大谷且子  文 一汝


  胡桃笑む小さき地蔵の丸い顔

  秋色を自在に描く山上湖

  身に入むや巨人力士碑彫り深き

  鯉寄せて餌なき手元暮の秋

  信濃路の古りし仏塔木の実落つ
    
亜うる

  週末の横顔見せて新走り

  吊るし柿奈良井宿にはよく似合う

  神無月出雲に善い神悪い神

  倒木の裂け目しろじろ台風過

  青みかんひょいと木戸より眼鏡の子

 
 
 秋日和ややこの顔立ちわが家系

  長老の咳(しわぶき)一つ菊花祭

  里帰り祭太鼓の空に満つ

  山門を北風小僧駆け抜ける

  故もなく赤子のなみだ秋の暮

       
なお

  自然薯堀りて家路のしたり顔

  石ころの道や名も無く末枯るる

  玉砂利の音を踏みゆく秋思かな

  大銀杏うれより淡く黄葉れる

  目くるめく色の洪水山は秋

      
一汝

  
蟷螂にもののふの顔夕日さす

  湯の宿に膳運ぶ音小鳥くる

  そり返るまさかり半島雁渡る
  
  絵葉書のランプは紅し星ふる夜

  月天心ぽろんぽろんと弾き語り

    


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