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四月の俳句
 4月兼題は「千」。
千を単なる数字としてではなく、たくさんの、、と
あふれるような思いに変えて、それぞれ詠まれています。  
また、今年の桜は例年になく、咲くのが遅れましたが、
それでも、昨年ゆっくり見てもらえなかったことを知っているように、
どこでも素晴らしい花を見せてくれました。
当季雑詠にはそれぞれの桜の句がそろいました。
                                
                                     写真  文   夕

  君逝きぬ千尋の海のなほ青く 

  幼児のなつかしと言ふ桃の花

  母の日やふはふは卵甘く焼く
 
 

なお

  春の宵千の暮らしの千の窓

  陸棚の不気味ぶらんこ揺れている

  春の旅リュックに入れる星座表 


     

  花回廊千尋にもがと夢見つつ

  皺深き手に若草の湿りかな

  再生の色とは斯くや蘖ゆる


一汝

  千人の武者行列や桜東風

  
初燕ジュエリー工房開店す

  桜蕊ふる舞殿に鈴の音


なつめ

  柳絮とぶ千の音符を放つよに

  花衣解けばひとひら落ちるもの

  空白のままの句帳に落花かな

亜うる
    
  薄紅の千の花びら敷きつめて

  桜餅一つが二つ三つ四つ

  春眠やテレビの音が遠くなり

美遊

  春憂千代紙細工の空の箱

  飛花落花運河に沿いて人あまた

  人形のまなこの光り春の闇 


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