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3月の俳句
 あれから1年、何と早くて遅いことでしょう。
3月29日の句会は遅い春ながら、詩情豊かな句が
心に染みました。兼題は「面」。さまざまな表現があり
なかなか・・でした。最好評句は「・・木の芽寒」です。
土偶の面やアルカイックスマイルの弥勒菩薩のこと、
真砂女のこと、など盛り上がってとっても楽しい句会
でした。
                                   写真、文 なお

 地の面つつくものあり地虫出づ

 本坊のかんぬき固く木の芽寒

 合はす手の透き間伽藍の春の闇

一汝

 三面鏡その又奥の春愁

 面影は儚くなりぬさくら貝

 布被る異国の少女風光る

なつめ

 一年生几帳面なるお辞儀して

 うすらいの風のかたちに煌めきぬ

 三月のさみしさを濃く海の色


 小面のアルカイックスマイル梅香る

 春寒や湯気の集める人の群

 異教徒の神妙にして彼岸寺

亜うる

 きつね目の面に出会って春の鬱

 戻り寒各駅停車の四人掛け

 
春の魚海の色した皿に盛る


 
 春光や面取りガラス目に眩し

 シクラメン花かず減って端っこに

 ことし又しだれ桜のもとで逢う


美遊

 春風のさざめく水面透きとおる

 山寺へ続く坂道落椿

 啓蟄やゆるゆる土手のふくらみぬ

なお


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