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 三寒四温の季は過ぎても、まだその真っただ中にいるような日の句会。きょうの出席者は五人という寂しさにも拘らず、皆元気いっぱいに句評し合い、いつものように笑いが弾けた。
 今回の兼題は「紐」。以外に難しく、出題者自身が苦吟してしまった
 まだまだ寒さに油断はできないが、辛夷の花は咲くだろうし、桜のつぼみは少しづつ膨らんでも来よう。それを待つのも楽しい。

                                  一汝  写真は オキナグサ        


 紐を組む白い指先春灯

 マヌカンの顎のとんがり冴え返る

 薄氷手鏡ほどの空見えて


 春泥の色に染まりて靴の紐

 赤ん坊の大きなあくび春立つ日

 北窓を小さく開けて猫の声


 誰が呼ぶしじまを走る虎落笛
   
 赤い糸いつしか紐に春うらら
 
 綿虫の薄き光を連れて舞


なお

 春浅し猫の目ん玉紐の先

 猫の恋カメラと煮干しポケットに

 春の雪学童の列白い息

美遊

 靴紐を締めて余寒のビル街へ

 予定なき日にうかうかと春の風邪

 恋猫をつけてまかれて宵の口


亜うる

 
ほうれん草紐でくくってリヤカーで

 KOBANの端のバケツの金盞花

 老猫のポーカーフェイス春の雨


 靴紐を取替へ春の旅へいざ

 笑ふ子の歯の欠けてをり草青む

 竹笹のばしやりと起てり山笑ふ

一汝


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