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3月の俳句
春弥生、ものみな芽吹き次にくる花の季節への序曲の
ようなうららかで楽しいはずの季節でしたが突如あの
大地震と大津波、連日テレビでの眼を覆う様な映像に
心が痛みます。芭蕉が愛した松島、風光明媚なリアス
式海岸の三陸、今はもう津波の無残な爪痕に愕然とす
るばかりです。被害に遭われた方々には深くお見舞い
申し上げます。私たちの酔芙蓉の句会も今月は自粛を
いたしまして句会を行わず、ネット句会をいたしまし
た。お題は「広」でした。  
                                      写真、文、 棗 
  

   地に伏して土筆の空を広く撮る

   一隅に異教徒の墓藪椿

    内股でふんばる幼児木の芽晴
亜うる
 
    揚げ雲雀こゑに色あり広野かな

    渓谷の水音ハミング花山葵

    春ショールほどけて甘き別れかな
なお

    春寒し駅前広場の揚げパン屋

    健啖の子の箸惑うふきのとう

    手のひらに赤絵の小皿雛の夜

    広き野に揺蕩う香や黄水仙

    酒器ひとつ仕舞い忘れて雛納

    群雀背にほどける春日かな
一汝

    大海の広さを知らず蝌蚪の紐

    内裏雛うしろ姿は秘めており

    盛り付けは青い小鉢に春の夢 

    春の朝広やかなり東大寺

    桜餅香り塩味音楽し

    片目病む猫の子拾う内の人
美遊

    広場から革命の歌黄砂降る

    城跡はいしぶみ一つ啄木忌

    春暁や魁夷の白馬抜け出して


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