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一月の俳句
1月の兼題は「寒」です。けん玉のカツンの音と「寒に入る」が響き合って、
冬の空気が伝わってきます。俳句をするようになって季節に沿った暦である
「二十四節気」に改めてなるほど昔の人は自然に寄り添って生きていたのだ
と感じます。小寒大寒の頃になると厚いコートの出番場が多くなってきます。
以前は頭の上を通りすぎていた旧暦ですがカレンダーに二十四節季を書き入れ
るようになりました。                                         文    美遊        


   寒の入り紅茶に生姜搾り入れ

   イカロスのやうな銀翼初御空

   結露拭く窓に初富士現はるる

 
亜うる
    
    寒の月何も起こらぬ日もありて

    初日記ひらがなばかり多くなり

    風花や袋小路の多い街
 夕
 
    厳寒やヘリコプター編隊天震え

   写真入り家族の歴史年賀状

    冬晴れやすることもなく猫を抱く
 美遊
 
   
追憶の舞ひ散るかけら風花よ

   諾うて頷きて落つ寒椿

   蒼天を一直線に小鷹かな

なお 
 
  
 木々はみな小骨あばら骨寒風裡

   忘れ物探し歩けば凍てる蝶

   日の差して泥の溶け出す寒の内

一汝 
 
   
トンネルを抜けて生国冬景色

   地球儀の言い分どおり来る寒波

  鳥啼かず獣も見えずダム湖冬

 
   
寒の月青い魚に青い影

   けん玉のカツンと乗って寒に入る

   びいどろのような空あり冬木立


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