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3月の俳句
風雨激しい天候にもかかわらず稲毛のいつもの句会場に7人の仲間が集まりました。
今月の兼題は「手」でした。俳句にするには思ったより手ごわく苦戦した方も多かったようです。
働く人の手や若かりし頃の白魚のような手を詠んだ人、「手折る」「絵手紙」「手作り」など手そのものではない表現で句を作った人、いろいろありました。作者に作句の動機をお聞きして笑いがはじけ、にぎやかな句会になりました。
「海女」という季語が歳時記によって「春」に分類されたり「夏」になっていたりすることを発見し大いに話が弾みました。
                                       写真と文 桂  

   真っすぐな思ひ手折りし黄水仙

   しらじらと帰雁の里の夜明けかな

   ちんどんの三拍子ゆく春の街

なお
   
   初雲雀土くれほぐす農婦の手

   遠目にも豊かなる腰海女ふたり

   朧月少しの嘘は許さるる



   手作りのバッグお披露目新入生

   十五の春流す涙は青レモン

   蕗の薹見つかることなくのびのびと


せしる
   
   春の泥小犬は何度もお手をして

   職人の長い一服紫木蓮 

   クレパスの青の濃淡春の潮



   白魚の手いつの間にか逃げにけり

  里親にもらわれし子猫達者かな

  桜餅今年も差し入れ傘寿の女


美遊

   つくし摘む手にほろ苦き香の残り

   うららかや結界ゆるめて犬と猫

   霾や埋もれし都の記憶もて


亜うる

   絵手紙の筆すすまざる春の雷

   薪の山小さくなりて蛇穴を出づ

   水草生ひ木々の投影薄れゆく


一汝

   柳の芽ベンチで開く小冊子

   春風を道連れにして渡し舟

   手品師の手さばき速し風光る

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