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二月の俳句
 「二月は逃げる」といわれていますが、正月、節分を経て春風駘蕩の三月へ向う、春への確かな前奏の月です。
酔芙蓉二月句会の兼題は「朝」、平常すぎて かえって難しかったようでしたが、「朝市」「朝東風」などの句が選句の好評を得ました。自由題句も、写実に思いをのせてちょっぴりスパイスをきかせた句が心に響きました。いつものように、和気藹々にての例会でした。
                    写真.文 なお    (地獄谷の昼の月 )            
   
  朝東風や古木に動く兆しあり

  春浅し手水舎の水細きまま

  一つ傘半身濡らして春時雨


一汝

  糸底のざらつく茶碗春浅し


  とんがりをすべて平らに雪の朝

  割り箸を割り損なって春寒し


  ジョーカーの行ったり来たり日脚伸ぶ
  
  如月やホルンで始まる二楽章
   
  ある朝の白い薄氷不整脈

    

  朝市や海苔売る人の笑い皺

  春泥をよけて駅まで遠き道

  目刺銀色記憶の海の風連れて


  恋猫の迷宮となる狭庭かな

  千葉1センチ貨車20センチの雪の朝

  春の風邪子らの足音聞ひてをり

亜うる

  豆まきの声は大きく家の中

  犬吠えて白くまばゆい雪の朝

  中学の坂道五分咲き紅白梅

せしる

  春寒や捨て猫四匹かたまりて

  春浅し論語の耳順に出会いけり

  春の雪写真のあとで朝湯する

美遊

  寒の明け日差しのみこむ鯉の口

  雪の朝単身赴任の子の電話

  モーグルや笑顔で泣いて二月尽

なお

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