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12月の句

 天皇誕生日の12月23日は穏やかに晴れました。例年のごとく「花の木」で酔芙蓉忘年句会をいたしました。 兼題は「12月」残り少ない日々を惜しむ句、あわただしい年の暮を詠んだ句、あわただしさのなかにも余裕あるケーキ作りを詠う人など様々でした。
お食事の前後には「袋回し」をいたしました。「袋回し」は素早く作句する遊びです。回ってきた封筒に書かれた文字を読み込んで即座に一句短冊に書き留め封筒に入れて隣へ回します。これを参加者の人数分繰り返します。疲れましたがよい勉強になりました。
来年はうさぎ年、ウサギのようにぴょんと俳句も上達したいものです。      桂
さびしくて人ごみのなか十二月
雲水の衣の裾に霙かな
落葉焚けむる向こふの幼き日
冬天を軽快なりや奴凧
石仏えにしの人の面影よ
 なお
胸中に赤い灯あふれ十二月
運河の灯忘れぬように開戦日
寂しさはほんのいっとき冬の虹
 夕
卵白に角立てており十二月
荷を解けばいかつい貌の鮭どさり
おはじきをさらさら拡げ冬休み
梟のまばたき一つ夕日落つ 

黄落や神の手帳にある掟
触れるものみないとほしく十二月
空白のページの重さ日記果つ
着ぶくれて間合いつかめず街歩く
白鳥の皆風上に向く睡り
夕刊の軽くなりゆく年の暮
 亜うる
一日のなんと短き十二月 
鳥の来て枯野華やぐひとところ
ため息の届かぬ距離に風邪の夫
参道の女易者や冬化粧

日だまりに居眠る猫や漱石忌
一汝
乗ってずっと携帯のひと十二月
鹿煎餅押されつつかれ奈良の冬
法隆寺猫ら目ほそめ日向ぼこ
美遊
十二月回覧板に見る昭和
シリウスへ一っ跳びして告白す
耳奥にシベリウスあり冬銀河
枯野にて宇宙旅行の夢をみる
黄落期時には怒る風の神


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