ホームへ トピックスへ 会員広場 お役立ち情報へ SSMとは SSMカレンダー サイトマップ
七月の俳句
美遊撮影
7月の兼題は「坂」。皆さん苦戦したようです。
私など、できたと思って読み直すと季語が入って無くてやり直し。
「片足をあいまいにして虹立ちぬ」亜うるさんの句が満票を獲得しました。
私のマンションで俳句作品展が開かれています。フォト俳句、俳画、短冊
20人の方が2〜3句出展していて、バラエティに富んだ展示となっています。
上手下手に関係なく皆さんご自分の生活に俳句を取り入れて楽しんでいる気分が伝わって来ます。私はフォト俳句をだしました。同じ句でも写真を差し替えると伝わり方が微妙に違ってくる。写真に句、字体、レイアウトと、「言葉」と「視覚」で総合的表現する。やってみると、おもしろい。
写真と俳句、「アッ」と心に響いたときシャッターを押す、言葉を書きとめる、元は同じですね。

                                              美遊


 白南風や富士見の坂の道細る

 片足をあいまいにして虹立ちぬ

 夕涼や犬座らせて立ち話
亜うる
  
 夏の夕坂てっぺんに風一陣
  
 闇ゆれて命のかすか初蛍

 夕涼や手鏡の母ひとり言


なお

 どよめいて坂をころげる荒神輿

 百合かおる喪主の一礼深々と

 象の鼻器用にうごき西瓜食む


 夏みかん旧家の並ぶ雨の坂

 炎昼を来てふるさとの切手買う

 自転車や背に夏の風遊ばせて


 男坂少しく惑う大暑かな

 朝蝉の羽根薄きまま飛び立ちぬ

 朽ちてゆく梔子毒のにおいして



 坂の上バス停目指す黒日傘

 皆既食ダイヤモンドの夏宴

 ででむしの番人付で鉢売られ


せしる

 白絣ふと振り返る坂の径

 三行半ほどの嵩なり落し文

 子のシャベル金魚の墓のかたはらに

一汝

 夏の坂一息ついて仰ぎ見る

 太鼓の音浴衣着付けの手もどかし

 洗い髪すぐに乾くやベリーショート
  
美遊
注 白南風(しろはえ)梅雨があけてから吹く南風  三行半(みくだりはん)離縁状  落し文 昆虫が葉の中に産卵して巻いた形(夏の季語) 
 

酔芙蓉TOPへ