ホームへ トピックスへ 会員広場 お役立ち情報へ SSMとは SSMカレンダー サイトマップ
6月の俳句
紫陽花の似合う地蔵尊 撮影 なお
ガラス越しに紫陽花を眺めながら6月の句会をいたしました。
兼題は「音」。簡単な言葉ですが俳句のなかに用いるのは難しく
苦心された方が多かったようです。
酔芙蓉句会も会を重ねて満四年になりました。
名前のとおり「酔芙蓉」の句柄も変化してきたのではないでしょうか?
                                                       桂

   半音の狂ったピアノ半夏雨

  柿若葉羅漢に小さき泣きぼくろ

  六月や靴屋にけものの匂いして
    

  長電話五月雨の音しとしとと


   鰹炊く香りに包まる銚子駅

  早朝に香り先立つ泰山木

せしる
  
  父の日や一職工の人なりき

  髪を切る夏風邪ながきことに倦み

  音までもあおあおと染む青嵐


  足音やパパと駆け寄る玄関口

  万緑に心まで染まり握り飯

  梅雨晴れや一番列車で小旅行

美遊

  朝もやの 音かすかなり 夏きざし

  まどろめば もの気配たつ 夕薄暑

  トロッコ車ふれる指先濃紫陽花

なお
  
  梅雨曇エンジン音が西へ行く

  リタイアの夫の革靴はや黴て

  あじさいの学名水の器とは

亜うる

  黒南風の海に汽笛のこもりたる

  針孔に糸の通らぬ梅雨湿り

  黴むしたパンは極彩小宇宙

一汝

  短夜やどこかでガラス割れる音

  走り根の四方八方雷遠し

  青葉騒修道院の卓の艶

 酔芙蓉TOPへ