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4月の俳句

撮影  一汝
私の好きな春の句に
 
ゆで卵むけばかがやく花曇(中村汀女)

どんよりしたなかにどこか弾んだ春の華やぎ
を感じさせる句です。春はそんな風に華やか
な一面と、おぼろげな儚い感じ、行く春を惜
む寂しい気持ち…そんなことも感じさせてくれ
ます。反面、新しい生活にむけての出発の
季節でもあります。そんなことを踏まえ、今月
のお題は「夢」にいたしました。
八人集まれば様々な夢があつまるものだと
思いました。
今月は会員が一人増え八人になり
私達にとっては嬉しい新学期となりました。
                                      棗



   鯉のぼり子の歓声に夢つなぐ
 
 壇香梅えにしのひとにめぐりあい
  無人駅思い出づくりの桜人
 
 
なお
  
  初蝶のもつれて誘う夢の中

  新しき眼鏡に変えて花楓 

  勿忘草街の花屋の店仕舞い
  

  今が花その先の夢は夢として
  
  春愁老眼鏡の重さかな

  苜宿踏まれてもなほ踏まれても

一汝
 
  春の夢オーケストラと隅田川

  またの名をドリームローズてふ桜草

  春の夜の紅茶はぬるめアマポーラ

せしる

  春風やしばし切り株の友でいる

  山門の堂々若葉まっ盛り

  しゃぼん玉はじけ生まれし夢ひとつ


  夢はなに六十路の我に問うてみる

  母の日や沢山あったな聞きたい事

  花韮やすっと顕れさっと消え


美遊
  
  白昼夢ふいに止まる花吹雪

  ふらここや頂点で蹴る昼の月

  花筵笑ひ上戸の座となりぬ

  
亜うる
 
  朧の夜人魚も恋の夢をみる

  蜃気楼母の遺せし日記帳

  春渚小さな鬱を埋めけり
  
注  ふらここ  (ブランコ.春の季語) 花筵 (お花見のゴザ)  苜宿(うまごやし クローバーのこと)  


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