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9月の句


酔芙蓉
photo by Kazuko Suzuki

8月はことのほか暑く、句会も夏休みをとりました。少しは過ごしやすくなった9月ですが、旅行や家族の都合などと忙しい会員を考慮して、ネット句会となりました。兼題は「雲」。夏のむくむくと力強い入道雲から、秋はどこまでも高い空に、さまざまな形の雲が流れる美しい季節です。空を見上げながら作った会員の句をご覧ください。
今月から、一部会員が名前の変更をいたしました。メンバーに代わりはありませんので、今後もよろしくお願いいたします。
兼題  「雲」

雲厚く進行端折る運動会

子を叱る声に鳴き止む法師蝉

庭端の葉陰に茗荷の白き花

一汝
零余子飯夜しみじみと味わえり(むかごめし) 

踊りの手胡弓哀しや風の盆

海で見る人に告げたし鰯雲

小康の母と見上げし鰯雲

逝きし子の残す筆跡魂送(たまおくり)

コスモスに埋もれて淡き日の暮れる
 

つむ季
秋天を閉ざす岩戸となりし雲

まとまらぬ歴史認識いわし雲

秋風や身を消す技のあらまほし
宇利
寅さんの影も遠くに鰯雲

安達太良は乳房のごとし赤蜻蛉

猫じゃらし子犬のしっぽちぎれそう
やんも
バスに乗る母を見送るあかね雲

のぼり坂押し寄せる波黄コスモス

敬老会ちょっと紅さしおしゃれして
せしる
おおかたは秋の装い白い雲

湿りたる森の伴奏法師蝉

古墳群弔いのごと一葉散る 
ひと刷けの雲中天に赤とんぼ

葦簾律儀な母の独り居や

鰯雲海に届いて解けたり
亜うる
アドバルーン高きを競ひ雲は秋

秋風のはや吹きわたる海辺かな

新涼の水に洗ひしネックレス
葉月


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