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10月の俳句


Photo Cecil


10月の兼題は「月」でした
月にまつわるいろんな俳句ができました。
そして、なぜか、メランコリックな秋へと、想いはつながります
たった17文字の俳句から、いろんな情景が浮かんできます。
酔芙蓉夕暮れとなり紅匂ふ

名月や二つ三つみゆ桶の中

萩咲きて風に流るるかげつくり
さや
月の夜は美し(はし)見慣れたる街なれど

リビングの灯を消し海の月愛でる

月光のとどくかぎりの海を見る
葉月
メール絶えしままに今宵の十三夜

ビル群のビルひとつ消し海の霧

人も犬も不満顔して秋の雨
安芸
藍より淡く空染めし望の月

満月のビルにすつぽり隠れけり

エンゲージリング照らせる良夜かな
灯を消して民話聞きたし満月夜

木犀のほのと香れり武家屋敷

夕映えを翅に装ひて秋茜 
やんも
それぞれの思案あるべし秋の蜂

虫しぐれ不意に思考が中断す

同じ月見ていむ遠き地にありて
弥生
諍いの後の睦ごと煌々の月

見え隠れこころの様か雲間月

降り残す夜の庭に虫すだく  
 *すだく‥‥(あやまって)鳴く
しか女
満中陰黙して歩く月明かり

夜半の秋小さなうそが棘となる

木犀のこぼれ花無残雨上がり
亜うる
むさし野に心残して澄む月や

小(ち)さき靴塀に並びて秋日和

路地裏の猫のびをする秋の昼
つむ季
月面に映りし影は去り犬

紅葉燃ゆ湖面にかかる紅い虹

薔薇の香に誘われ迷いてクラクラし
せしる


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